マーリンの機首

これはスピットファイアMk.XVIですが、御覧の通りマーリンのシリンダーヘッド部分を覆うカウリングがグッと盛り上がっています。 一方P-51は、前回の写真の様にスピナー直後では肩が張るような断面ですが、操縦席よりはなで肩のラインになります。 これは、両機の胴体の幅、高さの違いによるもので、スピットがかなりスリムな胴体だということ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

P-51の実力

先ずはマーリン装備P-51の実力です。 第二次大戦最優秀戦闘機といわれるP-51の性能は、どうも本当に伝えられている通りのようです。 実例としては、RAFによるスピットファイアとの比較がありまして、ムスタングIIIはグリフォンを積んだMk.XIVと同等の速度性能で、総合能力でも同等とされています。ただし、航続距離はムスタングII…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

雷電遅れる

今日、航空ファンを立ち読みすると、なんと雷電の発売が9月になるとのこと! う~ん、一気に意気消沈です。 とはいえ、7月にはタミヤのP-51が出てきますから、しばらくはP-51の話しでもしようかと思います。 P-51は雷電とは違い、山ほど本が出ていますので資料に事欠きません。製造図面でさえネットで購入できます。 それでも面白そうな…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

米軍レポート

そろそろ7月でいよいよハセの雷電発売が近付いてきました。 さてTAICのレポートの後は、米軍のもう一つの資料に付いて書いてみたいと思います。 このレポートは、生産数の推定などを行っている地道なものでして、その生産数を割り出す作業は捕獲した書類や機体から割り出していくというものです。各テーマや各機体毎にレポートが作成されていますが、当…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

バリクパパンの雷電

雷電に係わる連合軍側資料として、手元にはTAICのレポートのほかにTAIUと米軍のもの2種類があります。このうちTAIUのものはバリクパパンの調査レポートで、日本軍が引き揚げたあとの飛行場周辺を調査した結果の報告です。 ここに雷電が製造番号の分かるもので3機出てきます。三菱3005、3026、3036号機がその3機で、添付写真は三…
トラックバック:0
コメント:5

続きを読むread more

TAICテスト最後

ようやく終わりです。このレポートですが、最後の部分に31型とフロート付き、排気タービン付きの情報が書かれています。 31型は視界改善が行われ、30mm機銃を装備しているかも知れないというものです。フロート付きは、大きなフロートをみた捕虜から雷電に使われたという話があったというもので、これは強風なのでしょうね。 排気タービン付きは…
トラックバック:0
コメント:3

続きを読むread more

TAICテストその7

ハセの雷電を作るためのモチベーション維持で書いているつもりだったのですが、結構長くて大変です。(^^ 一般機能 動力と関連装置: 動力は、一般的にいって満足いくものである。高温時でも低温時でも起動するのは容易である。エンジンは巡航時の回転数では上記した通りラフであり、排気温度計が高すぎる温度を示すまで混合気を薄くすることが唯一…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

TAICテストその6

ここからは快適性など、なかなかお目に書かれない貴重な評価項目です。 騒音と振動: エンジンはオートミクスチャーの設定による巡航時の回転数ではラフであるが、混合気を薄くすることで改善される。しかしこの場合には排気温度が許容範囲を超えて高くなる。振動は、大きすぎるものではない。この飛行機の操縦席(原文はPilot enclosure…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

TAICテストその5

さてまたしても続きです。本文2ページ目の一番下からです。この辺りから更に興味深くなってきます。張り付けたのは本文3ページ目です。 失速と失速の前兆: この航空機はクリーンかつダーティーに失速し、失速特性は失速に入る前兆が無いことを除けば優秀である。機首の落ち方は真っ直ぐでも、どちらかの主翼側にでも緩やかなもので、回復は非常に速く…
トラックバック:0
コメント:5

続きを読むread more

TAICテスト4

今回は、そのまま翻訳してみます。今までの分も直に訳した方が良かったかもなんて思いましたが、内容はすべてカバーしています。では 上昇: 上昇角度は大きく上昇は非常に速い。上昇中の視界はこのタイプとしては通常のものである。エンジンとオイルの冷却は、優れている。新品のエンジンを搭載したため、連続上昇は実施しなかった。 様々な速度に…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

TAICテスト3

さて本文2ページ目の評価部分です。 まず、コックピットレイアウト。一般的にとても満足いくものと書かれています。エンジン関係と飛行関係の計器が良くグループ分けされているとされていますが、そのあとに速度計がブースト計と回転計から離れすぎていて、特に離陸時に気になるそうです。また装備されている磁石コンパスは、ジャイロコンパスに似た動きをする…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

TAICテスト2

TAICレポートの本文2ページ目がこれです。一番上には、胴体下部に増槽、主翼に32kg程度の爆弾を装備でき、主翼の水密区間と操縦席後方の浮き袋で不時着水時に浮力が得られるとあります。 次が重要な飛行特性の部分です。最初にクラークフィールドで修理、組み立てが行われた後に飛行が行われたとあります。次に2回の飛行が実施され、飛行時間は3…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

TAICテスト1

TAICのテストレポートは、Generalから始まります。テスト対象の機体の説明ですね。ここには二一型は一一型に変更を入れ武装強化されたもので、400マイル+クラスの戦闘機と説明されています。 次は、防弾装備です。防弾鋼板は頭部に8mm厚のものがあるだけ他にはなく、風防は3/16インチの板ガラスが使われてていて銃弾で貫通するであろ…
トラックバック:0
コメント:5

続きを読むread more

雷電 TAICレポート

TAICのレポートにある雷電は、日本でのイメージとは全く違ったものです。 最大速度は655km/5300mで、昭和19年の時点では世界最速の部類にはいります。操縦性については、ほとんど問題なく離着陸、特殊飛行も容易と評されています。問題となった視界も疾風よりよく、少し前方視界が悪いのも尾部が上がれば問題なしとしており、全般として良好と…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

雷電その1

さて雷電です。ハセガワから1/32で出るということもあり、しばらく色々と考えてみます。 まずはその実力値はどんなものだったのか、分かりやすい速度からみてみましょう。 奥宮・堀越著の零戦を始め、一次資料に近いものでは、322ノット/5450mというものが、二一型の最高速度となっています。これがどの様な数字かといえば、零戦五二型が3…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

世傑と空冷エンジン

世傑の今回は、ラヴォーチキン戦闘機です。 世傑は資料が出回っていなく、かつ一冊にまとめるにはバリエーションが多すぎる位の航空機を扱ったときに良い内容のものが多いと感じます。つまり広く浅く程良くまとめるパターンですね。 今回は、まさにそのパターンにはまるのですが、ヤクなどに比べ資料が少なかったのか、総花的な内容というコンセプトにしても…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

米海軍のターニングポイント

アメリカ海軍戦闘機は、第二次大戦前と大戦中のある時期に要求されている能力が大きく変わります。 初めのそれはF4Uの試作1号機が飛び、F6Fの最初の設計が終わった昭和15年から16年辺りです。 何が一番変わったかと言うと航続距離で、そのためF4Uは視界を犠牲にし、F6Fは機体を一回り大きくするという設計変更をして燃料搭載量を増やしてい…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

世界の傑作機 F4U

発売はもう一月前になりますが、かなり期待して買いました。 前作は牧氏の文章、解説で、F4Uの本としてはそれまでにないレベルの高いものでした。 当然ながら本作はこれを上回ると期待していたのです。 しかし、実際に手に取ると期待が大きすぎたせいか、ちょっと残念な内容でした。 F4Uの資料をほとんど持っていない場合には、手ごろで良い本だ…
トラックバック:1
コメント:2

続きを読むread more

多分みもふたもないBf109の実力1945

前にBf109の実力を最大速度から書いてみましたが、実戦での強さはどうだったのでしょうか。 これもスピットファイアや他の連合軍機関連の本を読んでいると、なんとなく見えてきます。 最大速度ではAS、G-10、K-4でP-51並みになってきたBf109ですが、これ以外は正直何もありません。運動性、旋回性能で劣り航続距離もかなり短めとなる…
トラックバック:0
コメント:3

続きを読むread more

Mk.IX

タミヤから今度はMk.XVIがでるとのこと。おまけに今度は水滴風防型です。相当心が惹かれますが、この様子ではMk.XIVが出そうなので我慢して待とうかと思います。 ところでスピットの最大量産機は何かというとMk.Vなんですが、実はMk.IXにこれと同一機といっていいMk.XVIを加えるとMk.Vを若干ですが上回ります。ヨーロッパでの戦…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more