F8Fの場合

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F8Fでは、こんな感じの取り付けになります。これも前後に軸が通るタイプですが、脚の軽量化というよりも脚を根元で折りたむことからたどりついたレイアウトの様に思えます。
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で、付け根を前後から支えるためにどうしているかというと、脚付け根の内側がこの様にボックス状に前に出てきていまして、これで強度を確保しているようです。
かなり立派で頑丈そうな構造です。なるほどなぁ~。
ところで脚を短縮するというのは、第二次大戦後期に出てきた戦闘機にいくつかみられる方法です。P-47、F4U、スピットファイアMk.21以降などはオレオを圧縮する方法です。脚自体を短くするのは紫電とF8Fですが、考え方としては紫電の方が素直そうで、F8Fはやはり後発の工夫が入った構造の様です。

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この記事へのコメント

ふG
2011年11月22日 22:43

F8Fの脚で何が凄いって、機体重量を支える主脚柱を途中で折っちゃう発想が凄い!
と思ってよく考えてみると、グラマンは10年前の最初の引き込み脚の時から複雑なリンク機構で脚柱をボキボキに折っちゃうことをやって、しかもそれを十分な頑丈さで実現していました。
きっとグラマンには、最初の折り畳み脚以来のリンク機構オタクがいたに違いありません。
恐らく、あの摩訶不思議な後方折り畳みの主翼も彼の仕事なんだと思います。
他社がオレオを強制圧縮する機構で苦し紛れに少しの短縮をやっと実現したのを尻目に、F8Fは実にユニークなアイデアでシンプルに劇的な短縮を実現しています。
確かに後発の工夫ではあるのですが、実にあっぱれと思ってしまいます。
モノを動かすには、摺るより回す方が遥かに楽なのは、古来コロが発明されて以来の自明であります。
ちなみに、クルマのトランクのヒンジにリンクを使ったものがありますが、基本の動きはF8Fの脚とそっくりです。(目的はちょっと違いますが)
KenG
2011年11月24日 23:51
第二次大戦時の単座戦闘機で脚の折りたたみをやってのけたのは、グラマンだけですから本当に立派なものですね。
確かに折りたたみに自信をもった設計スタッフがいないと、なかなか出来ないのではないかと思えます。
グラマンは、おおざっぱな設計みたいなイメージがありますが、じっくり見ると良く考えられた繊細な設計をやっています。
KenG
2011年11月28日 23:46
ほらグラマン、良いでしょう(^^;
胴体後部の外板なんてかなり豪快ですが、抵抗に関係する部分はきちんと押さえています。設計の要所をきちんと押さえている感じです。
ふG
2011年11月30日 01:35
動いている様は初めてみました。
A6M232さん、いつもとびきり情報ありがとうございます。
グラマンは、大部分の構造はものすごくオーソドックスなくせに、新機軸は思いっきり大胆で、ギャップが激しいのが面白いですね。コンセプト実現のために、従来技術でできるところはかたくなに古風で、それではできないところは思い切った革新的構造で対応し、妥協しない、ってな感じがいいです。外形がどんくさいのも味があります。

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