外国機から零戦

P-51に付いて書こうと思うのですが、さすがに資料が膨大といってもよい程ある飛行機なのでいまさら書く題材がありません。調べれば調べるほど、良くできた戦闘機だと感心するばかりです。
ということで雑談を一つ。
最近、スピットファイアやP-51などの本を読んでいますが、各国の戦闘機を調べていくとなんと零戦のことも分かってきます。
例えば20㎜機銃。零戦は12試ですが、昭和11年の時点でエリコン製20㎜機銃をスピットの発展型に積むことが検討されています。エリコンはポーランドでも使われていますし、ご存じのようにBf109にも積まれます。
つまり20㎜機銃の採用はこの時期に流行っていて、日本海軍もその流行りに乗ったということなのですね。
急降下時の制限速度は、スピットファイアの試作時で400マイルチョイ。もちろんスピットの後期型では、マッハ数で表示されるレベルまで制限速度が上がりますが、これは何度も主翼、胴体が強化された結果で、最初からではありません。
零戦もちょっと遅かった感じはありますが、44年には400ノットまで制限速度を上げてきます。この数字、F6F-3が400ノットを若干超える程度だったことから、これまた大きく劣っていた訳ではないのです。実戦でもP-38との戦闘であれば、低高度まで急降下でおりてから戦闘に入るという戦い方が出来たのも、この当時相対する米国戦闘機と同等の急降下が可能であったことの証しでしょう。
それからこの当時に開発が始まった戦闘機は、高高度性能の向上が命題となっています。零戦が当初から2速過給機、排気タービンを考えていたのも、スピットの発展と良く似ています。
また、Fw190の最後期をみれば、零戦のM6からM8の一見複雑にみえる型式の違いもよく分かります。
ということで、実現する能力、技術的な裏付けは違ったにしろ、結局のところどこの国も考えることは似たようなものだったようです。

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