米軍レポート

そろそろ7月でいよいよハセの雷電発売が近付いてきました。
さてTAICのレポートの後は、米軍のもう一つの資料に付いて書いてみたいと思います。
このレポートは、生産数の推定などを行っている地道なものでして、その生産数を割り出す作業は捕獲した書類や機体から割り出していくというものです。各テーマや各機体毎にレポートが作成されていますが、当然ながら資料の多い機体は精度が高く、資料の少ないものは精度が低くなります。
雷電の場合は、機体の輸送スケジュールの書類とフィリピンで捕獲した2機が主要な資料で、11型についてはその輸送スケジュールからある程度確からしい数字を割り出していますが、21型からは実績みあいの推定です。
1944年第4四半期での月産数は50機程度とみているので実態と違いますが、地震の影響により生産数が減っている可能性があるとも書いてありますからそこそこ良いところでしょうか。
この資料で役に立つのは、製造番号と捕獲場所が分かることです。雷電もフィリピンで2機捕獲されたことと、3008号機は滑走路でない場所で見つかったことも分かります。
ちなみに、このレポートで機体の寿命について分析しているものでは、零戦をはじめ各種戦闘機、爆撃機の製造番号と捕獲場所が列記され、その手の話が好きな人にはたまらない内容です。
雷電の場合にもどると、上記以外の情報はあまりなく、入手できた資料が極めて限定されているということが分かる程度です。
とはいえそれでもレポートを仕上げる情報部隊の執念を感じるものとなっています。
情報がないから、レポートが書けませんなんて言ってはいけないのですね。

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この記事へのコメント

Sウィング
2012年05月19日 10:49
雷電に関するTAICのレポート、興味深く読ませていただきました。亡父は戦闘第602飛行隊で整備を担当していたので、これらの原文を読んでみたいと思っています。
National Archives of Australiaを検索していますが、なかなかヒットしません。
 Series No. とControl No.を教えてもらえませんか?

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